南流山リーフ歯科クリニックBLOG
歯周病と糖尿病の関係について
生活習慣病の代表的な病気でよく耳にするのが「糖尿病」です。
糖尿病とは食べ物から摂取した糖分が体内に吸収されにくくなり、血液中に糖分がたまってしまう血糖値の高い状態が続く病気です。
その状態が続くと心臓病や脳卒中などの合併症を引き起こし、最悪命にかかわる可能性があります。
糖尿病は歯周病にも大きく関係してくることがあります。
糖尿病になると抵抗力が低下して感染症にかかりやすくなると言われています。
細菌感染を原因とする歯周病については健康な人に比べてかかるリスクが高まります。
歯周病により歯周ポケットの中で作り出される炎症性物質(サイトカイン)は血液中
で血糖値を調整するホルモンであるインスリンの働きを妨げ糖尿病を悪化されることもあります。
逆に歯周病の治療を行うことでインスリンの働きが改善するなどが報告されており、糖尿病に歯周治療が重要であることが知られてきました。
また赤血球中のヘモグロビンのうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)も重要です。
血管合併症を予防する上で日本人の場合HbA1c6.5%未満が良いとされています。
口腔内ケアによってHbA1cが7.0%から6.4%となり、0.6ポイント改善された例もあります。
糖尿病は自覚症状がない場合もあり、歯周病の症状で気づく患者様もいらっしゃいます。
バランスの良い食生活、適度な運動などを心掛け、健診などで自分の血糖値を把握しておくことも大切ですが、歯周病を放置することなく、
歯科医院での定期的なクリーニング、検診をお勧めします。
当クリニックと同じ医療モール内には糖尿病専門クリニックがありますので、ご心配な方は専門医にご相談ください。
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南流山リーフ歯科クリニック
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