南流山リーフ歯科クリニックBLOG

2015年11月04日

親知らずについて

親知らずと聞くと「痛い」「抜かないとならない」「抜くと腫れる」のような怖いイメージを持つ方が結構いらっしゃると思います。

 

そもそも「親知らず」とは、どんな歯なのでしょうか?

人間の歯の永久歯の数は一般的に28本あり、親知らずを入れると32本になります。

大体10代後半から20代前半に前から数えて8番目に生えてくる一番奥の歯です。「親知らず」はその名の通り、親が知らない間に生えていた歯が語源となっています。

「智歯」「知恵歯」「第3大臼歯」とも呼ばれています。全ての人が4本の親知らずが生えてくるわけではなく、上下左右の親知らずが生え揃わない場合もあり、全く生えてこない方もいます。

 

なぜ、生えてこない方もいるのでしょうか?それは現代人の顎の発達に関係してくるところがあります。大昔の人に比べて、食生活が調理された軟らかい食事が多くなり昔の人に比べ噛む回数が減りました。そのため、顎が十分に発達することが出来なくなり、結果、親知らずの生えるスペースがなくなったことが原因で生えてこない人がいると言われています。退化現象という説もあります。

 

「親知らず」=「抜いた方が良い歯」と思われていますが、ちゃんと生えていれば、抜く必要はないのです。

では、「抜いた方が良い親知らず」とはどんな親知らずでしょうか?

 

トラブルを起こしやすい親知らずには下記の症例があります。

 

①斜めに生えていたり、水平に生えたりしている。

・食べ物がはさまりやすい。

・歯ブラシで磨きにくいので汚れがたまりやすく虫歯や歯周病になりやすくなる。

・隣接する歯も虫歯や歯周病のリスクが高まる。

・水平に生えたりすると手前の歯を動かしたりして歯並びに悪影響を与えることがある。

・重なる手前の歯の根っこを吸収して溶かしてしまうことがある。

②中途半端に生えていて、歯の一部しか出ていない。

・汚れが落としにくく虫歯や歯周病のリスクが高くなる。

③きちんと生えているが対合の噛む歯がない。

・歯は噛み合う歯がないと伸びてくることがある。その場合、対合の歯茎を噛むようになり、口の中が傷ついたり、口内炎の原因になる。

・食事中などに横にすりつぶす動作をする時、異常な当たり方をすることがあり、顎関節症を起こすことがある。

 

上記のような親知らずのトラブルはありますが、ちゃんと生えて、上下の歯と噛みあっていれば、普通の歯と同じです。ケアがしっかり出来ていて、問題がなければ、抜かなくて良いのです。

親知らずの生え方、埋まり方は歯科医院のレントゲン確認出来ます。

まずは自分の親知らずについて歯科医と話し合って、今後どうするか決めると安心ですね。

 

 

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